犬用マットレスの選び方|サイズ・素材・大型犬対応まで徹底解説

公開日
監修 K.Y | インテリアアドバイザー/元トリマー
犬用の薄く平らなマット型ベッドの上で体を伸ばしてくつろぐ柴犬
DOG LIFE
犬用マットレスの選び方|サイズ・素材・大型犬対応まで徹底解説

犬用マットレスは、体を面で支える構造とお手入れのしやすさから、成犬からシニア犬まで幅広い年代の愛犬に選ばれているアイテムです。
ただし、体格に合わないサイズを選んでしまったり、洗えないタイプを選んで衛生面で後悔したりする失敗も少なくありません。
この記事では、犬用マットレスの選び方をサイズ・素材・お手入れのしやすさの観点から詳しく解説したうえで、タイプ別のおすすめ5選を紹介します。大型犬向けのサイズ選びや、洗えるタイプを選ぶときの注意点もあわせて解説するので、愛犬にぴったりの一枚を見つけてください。

編集部おすすめポイント!
  • 体を面で支えるので、体圧が一点に集中しにくく体にやさしい
  • カバーだけでなく本体ごと洗えるタイプを選ぶと衛生的に使い続けられる
  • 大型犬は本体サイズだけでなく厚みと耐荷重も要チェック
  • 四季を問わず使える中材を選べば、季節ごとの買い替えが不要

犬用マットレスとは?クッションとの違い

犬用マットレスとは、板状に薄く仕上げたタイプの犬用寝具の総称です。「犬ベッド マット型」「マット型ベッド」とも呼ばれ、フチのないフラットな形状が特徴です。ビーズクッションやドーム型ベッドのように体を包み込むタイプとは異なり、体を面でしっかり支えるため、寝返りを打ちやすく出入りもスムーズという違いがあります。

「クッションとマットレス、結局どちらが良いのか」で迷う飼い主さんも多いですが、丸まって眠るのが好きな犬にはフチのあるクッションタイプ、仰向けや体を伸ばして眠るのが好きな犬にはフラットなマットレスタイプが向いています。低反発素材で沈み込みの深さを重視したい場合は、クッションタイプの選び方も参考にしてみてください。マット・敷物型カテゴリでは、素材やサイズ違いのマットレスを一覧で比較できます。

比較ポイント マットレスタイプ クッションタイプ
形状 フラットな板状、フチなし フチあり・包み込む形状が多い
向いている寝姿勢 仰向け・体を伸ばして眠る犬 丸まって眠る犬
お手入れ 本体ごと洗えるタイプが多い カバーのみ洗えるタイプが多い
設置場所 ケージ内・車内・サークル内など省スペース リビングなど広めのスペース

犬用マットレスのメリット

1. 体を面で支え、体にやさしい

犬ベッドは体にとって良いものを選びたいと考える飼い主さんは多いはずです。マットレスタイプは中材が体の形に合わせてやや沈み込みつつも、面全体で体重を受け止める構造になっています。一点に体圧が集中しにくいため、関節や骨が当たりやすい部位への負担を抑えられるのが大きなメリットです。硬い床や薄すぎるマットで長時間過ごすと、骨が突出した部位に圧力が集中して負担がかかりやすいことが指摘されています(出典:グリーンパーク動物病院「犬の褥瘡(床ずれ)予防法」)。長時間同じ姿勢で過ごしがちなシニア犬にとっても、体にやさしい寝床になります。

硬い床・薄いクッションは体圧が一点に集中するのに対し、犬用マットレスは面全体で体圧を分散させることを示す比較イラスト

2. お手入れがしやすく衛生的

マットレスタイプはカバーだけでなく本体ごと洗濯機で丸洗いできる製品が多く、抜け毛やよだれ、粗相があってもすぐに洗って清潔を保てます。ビーズクッションのように本体が洗えないタイプと比べると、日々の衛生管理の手間が大きく減ります。

3. 通気性が良く蒸れにくい

フラットな構造は空気の通り道ができやすく、包み込むタイプのベッドに比べて熱や湿気がこもりにくいのが特徴です。プラッシュ素材やメッシュ素材を使ったマットレスなら、体温が上がりやすい真夏でも比較的快適に過ごせます。

4. コストパフォーマンスに優れる

構造がシンプルな分、ドーム型やソファ型のベッドに比べて価格が抑えられている製品が多いのも魅力です。複数枚を用意して、リビング用・寝室用・車用と使い分ける飼い主さんも増えています。


犬用マットレスの選び方【5つのポイント】

犬用マットレスを選ぶ5つのポイント(伸びて寝る犬に合うフラット形状・子犬/成犬/シニアで変える中材・洗えるか・防水の水滴アイコン・底面の滑り止めドット)を示した図解

ポイント①:愛犬の寝姿勢に合った形状を選ぶ

仰向けになったり体を伸ばしたりして眠る犬にはフラットなマットレスタイプがぴったりです。一方、体を丸めたり顎を段差に乗せたりして眠る犬には、フチのあるクッションタイプの方が安心感を得やすい傾向があります。普段の寝相を観察してから選びましょう。

ポイント②:ライフステージに合わせて中材を選ぶ

子犬期は体が柔らかく骨格形成の途中のため、適度な弾力がありつつ丸洗いできるタイプが安心です。成犬期は最も長く使う時期なので、へたりにくく耐久性の高い中材を選びましょう。シニア期は体を支える力が弱くなるため、体圧分散性が高く、立ち上がりをサポートするやや厚みのあるタイプがおすすめです。

ポイント③:洗えるかどうかを必ず確認する

犬用マットレスを選ぶときは、カバーだけでなく本体ごと洗濯機で洗えるかを必ず確認しましょう。抜け毛・よだれ・粗相は毎日のことなので、洗えないタイプを選んでしまうと清潔を保つのが難しくなります。詳しい注意点は後述の「洗える犬用マットレスを選ぶときの注意点」もあわせて参考にしてください。

ポイント④:防水・防汚加工の有無を確認する

本体が洗えるタイプでも、内側に防水インナーが入っていると粗相のときに中材まで汚れにくく、乾きも早くなります。とくに子犬やシニア犬、療養中の犬には防水加工つきのマットレスが安心です。

ポイント⑤:底面の滑り止めと設置場所を確認する

フラットな形状のマットレスはフローリングの上で滑りやすいため、底面に滑り止め加工が施されているかをチェックしましょう。ケージ・サークル・車内など、置き場所のサイズに対してマットレスが大きすぎないかも購入前に確認しておくと失敗がありません。


犬種・サイズ別の選び方

犬用マットレスはサイズ選びを誤ると、体がはみ出して落ち着かなかったり、逆に大きすぎて置き場所に困ったりします。マット・敷物型カテゴリには幅広いサイズが揃っているので、以下の目安を参考に選んでみてください。

超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬の体格別におすすめのマットサイズを示した早見図
犬のサイズ 体重目安 推奨マットサイズ
超小型犬(チワワ・ヨーキー) 〜4kg 40×30cm前後
小型犬(トイプードル・ダックスフンド) 4〜8kg 60×40cm前後
中型犬(柴犬・コーギー) 8〜20kg 75×50cm前後
大型犬(ゴールデン・ラブラドール) 20kg〜 110×70cm以上

大型犬向けマットレスの選び方

大型犬マットレスを選ぶ際は、本体サイズだけでなく厚みと耐荷重も重要な判断材料です。薄すぎるマットレスは体重で底つきしやすく、床の硬さがそのまま伝わってしまいます。中材がしっかり詰まった厚手タイプを選ぶと、大型犬でも底つき感なく快適に過ごせます。

中型犬向けマットレスの選び方

中型犬は活発に動き回る犬種が多いため、マットレスの上でも滑りにくい底面加工が重要です。散歩後に足を拭かず上がってしまうことも多いので、防水・防汚加工がある製品を選ぶとお手入れの手間を減らせます。

小型犬・子犬向けマットレスの選び方

小型犬や子犬にはコンパクトなサイズが向いていますが、成長期の子犬は体格が変わっていくため、少し余裕のあるサイズを選んでおくと買い替えの頻度を抑えられます。誤飲を防ぐため、中材が縫い込まれていて簡単に取り出せない構造かどうかも確認しましょう。


洗える犬用マットレスを選ぶときの注意点

犬マットレスの洗えるタイプを探すときは、「本体丸洗い対応」と書かれていても、実際には洗濯機の容量やコインランドリーの利用が前提になっているケースがある点に注意が必要です。購入前に以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 洗濯表示の確認:家庭用洗濯機で洗えるか、手洗い・コインランドリー推奨かをチェック
  • 乾燥のしやすさ:厚みがあるマットレスほど乾きにくいため、脱水後の乾燥時間の目安も確認
  • 中材の劣化しにくさ:洗濯を繰り返しても中材がへたりにくい素材かどうか
  • 洗い替えの有無:1枚しかないと洗濯中に愛犬の寝床がなくなるため、複数枚の用意も検討

⚠️ 一部のマットレスは「カバーのみ洗濯機OK、本体は洗濯不可」の場合があります。商品ページの洗濯表示は購入前に必ず確認しましょう。


犬用マットレスのお手入れ方法

日常のお手入れ

使用後は粘着ローラーやブラシで表面の毛を取り除くだけでOKです。本体丸洗い対応のマットレスであれば、週1回を目安に洗濯機(ネット使用・中性洗剤・弱水流)で洗いましょう。洗い替えを1枚用意しておくと、洗濯中も愛犬の寝床を確保できます。

乾燥時の注意点

厚手のマットレスは生乾きになるとにおいの原因になるため、風通しの良い場所で立てかけてしっかり乾かすのがポイントです。乾燥機対応の製品であれば低温設定で使用すると、ふんわりとした質感を保ちやすくなります。フローリングに直置きすると床とマットレスの間に湿気がこもりカビの原因になることがあるため、定期的にマットレスを持ち上げて床面の風通しを良くする、除湿シートを併用するといった対策も効果的です。

においケア

気になるにおいには、重曹スプレー(水500mlに重曹大さじ1)を吹きかけて乾燥後に掃除機で吸い取る方法が手軽です。抗菌・消臭加工が施された製品を選んでおくと、日々のにおいケアの手間を減らせます。


よくある質問(FAQ)

犬用マットレスは本当に犬の体に良いの?

面全体で体重を受け止める構造のため、一点に体圧が集中しにくく、関節や骨が当たりやすい部位への負担を抑えられます。ただし持病がある場合や、体に痛みが見られる場合は自己判断せず、必ず獣医師に相談してから選んでください。

犬用マットレスとクッションはどちらを選べば良い?

仰向けや体を伸ばして眠る犬にはマットレスタイプ、丸まって眠る犬にはクッションタイプが向いています。低反発素材の沈み込み感を重視したい場合は、クッションタイプの選び方も比較してみてください。

マットレスは何年くらい使える?

中材の品質と使用頻度によりますが、目安は2〜3年程度です。洗濯を繰り返してへたりが目立ってきたら、買い替えのサインです。

洗濯機で洗うときの注意点は?

商品ページの洗濯表示を確認し、ネットに入れて中性洗剤・弱水流で洗いましょう。乾燥機を使う場合は低温設定にし、完全に乾かしてからカバーを戻すとにおいや傷みを防げます。

大型犬用のマットレスは通常サイズと何が違う?

サイズが大きいだけでなく、体重を支えるための厚みと中材の密度が高く設計されています。薄いマットレスを大型犬に使うと底つきしやすいため、大型犬用として展開されているサイズを選びましょう。


編集部おすすめの犬用マットレス5選

ここでは、用途・サイズ・機能別に5つのタイプをピックアップしました。愛犬の体格やライフスタイルに合わせて選んでみてください。

おすすめ 1 ── スタンダードタイプ

アボカドグリーンのプラッシュ生地マットレスでくつろぐ小型犬

犬ベッド マット型 プラッシュ アボカドグリーン/ブラック XS/S/M/L/XL

¥3,980〜(税込)

XSからXLまで6サイズを展開する、はじめての犬用マットレスにおすすめのスタンダードモデル。超小型犬から大型犬まで、体格に合わせてぴったりのサイズを選べます。

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サイズ展開 XS〜XLの6サイズ(30×40cm〜110×70cm)
おすすめ犬種 超小型犬〜大型犬まで幅広く対応
特徴 プラッシュ素材/サイズ展開が豊富
チェックポイント 愛犬の体長・体重に合わせたサイズ選び

おすすめ 2 ── 洗える・大型犬向けタイプ

カーキ色の洗える大型犬用マットレスの上で伸びをするラブラドール

犬ベッド マット型 プラッシュ 洗える 大型犬 カーキ/コーヒー/ダークグレー/ホワイト XS/S/M/L/XL

¥6,980〜(税込)

本体ごと洗濯機で丸洗いできる、大型犬向けの洗える犬用マットレス。抜け毛やよだれが気になる方でも、こまめに洗って清潔を保てます。カラーは4色から選べます。

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サイズ展開 XS〜XLの5サイズ
おすすめ犬種 中型犬〜大型犬
特徴 本体丸洗い対応/全4色
チェックポイント 洗濯表示・乾燥時間の目安

おすすめ 3 ── 厚手・耐久タイプ

厚手のグレーマットレスでくつろぐ中型犬

犬ベッド マット型 プラッシュ 厚手 グリーン/グレー/ブルー/レッド S/M/L/XL/2XL

¥3,980〜(税込)

厚みのある中材でしっかりと体を支える耐久タイプ。大型犬でも底つきしにくく、噛み癖のある犬でも長く使いやすい丈夫な生地を採用しています。

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サイズ展開 S〜2XLの5サイズ
おすすめ犬種 大型犬・噛み癖のある犬
特徴 厚手中材/耐久性重視/全4色
チェックポイント 耐荷重・乾燥のしやすさ

おすすめ 4 ── 中型犬向け・滑り止めタイプ

滑り止め付きグレーマットレスに座る柴犬

犬ベッド マット型 中型犬 グレー/ローズゴールド

¥4,980(税込)

活発に動き回る中型犬向けに、底面の滑り止め加工にこだわったモデル。フローリングの上でもずれにくく、走り回った後にそのまま乗っても安定感があります。

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サイズ展開 中型犬向け1サイズ
おすすめ犬種 柴犬・コーギーなど中型犬
特徴 底面滑り止め加工/全2色
チェックポイント 設置場所の床材との相性

おすすめ 5 ── 大型犬向け・ロングサイズタイプ

ベージュのロングサイズマットレスで体を伸ばして眠る大型犬

犬ベッド マット型 プラッシュ 大型犬 グレー/ベージュ/ランダム S/M/L/XL/2XL

¥4,980〜(税込)

体を伸ばして眠るのが好きな大型犬向けの、ゆったりとしたロングサイズタイプ。2XLサイズまで展開しており、体格の大きな犬種でも余裕を持って使えます。

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サイズ展開 S〜2XLの6サイズ
おすすめ犬種 ゴールデン・ラブラドールなど大型犬
特徴 ロングサイズ対応/全3色
チェックポイント 設置スペースの奥行き

おすすめ5選 比較表

タイプ 向いている犬 特徴 価格帯
スタンダード 超小型犬〜大型犬 サイズ展開が豊富 ¥3,980〜
洗える・大型犬向け 中型犬〜大型犬 本体丸洗い対応 ¥6,980〜
厚手・耐久 大型犬・噛み癖のある犬 厚手中材で底つきしにくい ¥3,980〜
中型犬向け滑り止め 柴犬・コーギー等 底面滑り止め加工 ¥4,980
大型犬向けロングサイズ ゴールデン・ラブラドール等 2XLまでのロングサイズ ¥4,980〜

まとめ

犬用マットレスは、体を面で支える構造とお手入れのしやすさから、多くの飼い主さんに選ばれている寝具です。選ぶ際のポイントをあらためて整理すると、以下の5点が重要です。

  1. 愛犬の寝姿勢に合った形状(マットレス型かクッション型か)を選ぶ
  2. ライフステージに合わせて中材の硬さ・弾力を選ぶ
  3. 本体ごと洗えるかどうかを必ず確認する
  4. 防水・防汚加工の有無を確認する
  5. 底面の滑り止めと設置場所のサイズを確認する

子犬から成犬、シニア犬まで、愛犬のライフステージや体格に合わせて最適な一枚を選んであげましょう。大型犬には厚みと耐荷重を、こまめに洗いたい方には本体丸洗い対応のタイプを──用途に合った犬用マットレスを選べば、愛犬の毎日がもっと快適になるはずです。冷感素材に特化した比較は犬の冷感マットおすすめ5選、低反発クッションとの違いは犬用もちもちクッションの選び方もあわせてご覧ください。


参考・出典

本記事は、獣医師監修・獣医師執筆の専門情報を参考に作成しています。

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