犬がベッドで寝ない7つの理由|床で寝るのは病気のサイン?慣れさせる手順まで

公開日 最終更新日
監修 K.Y | インテリアアドバイザー/元トリマー
用意した犬用ベッドを使わず、すぐそばの床で寝ている犬
PET CARE
犬がベッドで寝ない7つの理由|床で寝るのは病気のサイン?慣れさせる手順まで

犬がベッドで寝ない、せっかく買ったのに床で寝てしまう——飼い主の相談として非常に多い悩みです。多くの場合、原因は犬の気まぐれではなく、サイズ・置き場所・におい・硬さ・室温のいずれかにあります。
一方で、これまで使っていたのに急に寝なくなった場合は、体の不調が背景にあることもあります。
この記事では、犬がベッドで寝ない理由を7つに整理したうえで、床で寝るのが問題ないケースと受診を考える目安、そしてベッドに慣れさせる5つの手順を解説します。理由別に選べるおすすめのベッド5点もあわせて紹介します。様子から原因を絞れる早見表や、飼い主のベッドで寝たがるとき、ベッドの真ん中で寝ないときの考え方もまとめました。

編集部おすすめポイント!
  • 床で寝ること自体は異常ではない。犬の平熱は人より高く、涼を求めて床を選ぶのは自然な行動
  • 使ってくれない原因の大半は「大きすぎる」「置き場所」「においが慣れない」の3つに集約される
  • 買い替える前に、位置を変える・使い慣れた布を置くという無料の対処を先に試す
  • これまで使っていたのに急に寝なくなった場合だけは、痛みや体調の変化を疑う

犬がベッドで寝ないのは異常ではない|まず知っておきたい前提

ベッドを用意したのに床で寝てしまうと、気に入らなかったのかと心配になります。ただ、前提として押さえておきたいのは、床で寝ること自体は犬にとってごく自然な行動だという点です。

犬の平熱はおおよそ38.0〜39.0℃で、人よりも1〜2℃高い体温を持っています(出典:しらさぎ動物病院「犬の体温について」)。被毛に覆われているぶん熱もこもりやすく、フローリングやタイルのひんやりした面に体を預けて放熱するのは、体温調節としては理にかなった選択です。夏場に限らず、暖房の効いた部屋でも同じことが起きます。

そのうえで、犬用ベッドには床にはない役割があります。関節や体圧の分散、冬の底冷え対策、そして「ここが自分の場所だ」という縄張りの安心感です。だから床で寝ていても問題はないけれど、選べる状態にしておくことには意味がある、というのが実際のところです。

この記事の使い方

まず次章の7つの理由で当てはまるものを探してください。多くは買い替えずに解決します。「以前は使っていたのに急に寝なくなった」場合だけは別で、体調の変化を疑う必要があるため、床で寝るのは病気のサインかを扱う章から読んでください。


犬がベッドで寝ない7つの理由

相談の内容を整理すると、原因はおおむね次の7つに分かれます。上から順に該当率の高いものです。

犬がベッドで寝ない7つの理由をサイズ・置き場所・におい・硬さ・室温・フチの高さ・飼い主との距離に整理した図解

① サイズが合っていない

もっとも多い原因です。犬は体が軽く触れる程度の広さのほうが落ち着くため、余裕を持たせすぎたベッドは「囲まれている感じ」がなくなって敬遠されます。目安は体長(首の付け根から尾の付け根まで)の1.2〜1.5倍で、丸まって眠る子ほど小さめが合います。体長・体重からの推奨サイズと測り方はサイズガイドにまとめています。

逆に、体を伸ばして眠る子に小さいものを与えると、はみ出す部分が気になって使いません。まず愛犬がどんな姿勢で寝ているかを観察してください。

② 置き場所が落ち着かない

人の動線の真上、テレビの正面、ドアの開閉が見える位置、エアコンの風が直接当たる場所は避けます。犬は背後を取られるのを嫌うため、壁が背中側に来る部屋の隅が使われやすい配置です。

一方で、家族の姿がまったく見えない孤立した場所も不安につながります。「気配は感じられるが、直接は踏まれない」位置が正解になります。

③ においが慣れていない・清潔ではない

新品には犬にとって未知のにおいが残っています。工場や梱包材のにおいが抜けるまで警戒する子は珍しくありません。反対に、長く洗っていないベッドが敬遠されることもあります。

洗える構造かどうかはこの点で効いてきます。カバーを外して洗えるタイプは洗える犬用ベッドの一覧から選べます。対処は簡単で、使い慣れたタオルや飼い主のにおいがついた布を数日置いておくだけです。これだけで使い始める例は非常に多く、買い替えを検討する前に必ず試す価値があります。

④ 硬さや沈み込みが体に合わない

柔らかければ喜ぶとは限りません。沈み込みが深いと立ち上がるときに踏ん張りが利かず、体重を支えにくくなります。関節に不安のある犬や体格のある犬ほど、適度な反発があって沈み込みすぎないほうを好みます。

床のほうが安定して寝返りが打てる、という理由で床を選んでいるケースは意外と多くあります。

⑤ 暑い・寒いで床を選んでいる

もこもこ素材のベッドは保温性が高いぶん、夏場や暖房の効いた室内では暑すぎます。犬の平熱は人より高く、快適に感じる室温も人より低めです。人がちょうどよいと感じる室温でも犬には暑く、床の冷たさを求めることがあります。

季節で使い分けられるリバーシブル素材や、通気性のあるタイプに替えると、そのまま解決することがあります。夏場に床を選ぶ犬には冷感・夏用ベッドの一覧が受け皿になります。

⑥ フチが高くて乗り降りしづらい

フチのある形状は落ち着きやすい一方で、子犬・小型犬・シニア犬にはまたぐ動作が負担になります。ベッドの前で立ち止まる、前足だけ乗せて止まる、といった動きが見えたら高さが原因です。

この場合はフチのないマット・敷物型か、一部が低く開いた形に替えると使い始めます。段差そのものが負担になっている場合は、犬の段差対策クッションの選び方も参考にしてください。

⑦ 飼い主のそばで寝たい

ベッドの出来とは無関係に、単に飼い主の近くにいたいだけということもあります。この場合は、ベッドを人のそばに移動するだけで使い始めます。寝室に置く、ソファの足元に置くなど、位置を変えるだけで解決するなら買い替えは不要です。

タイプごとの特徴を比較したい場合は、犬用クッションベッドの一覧から素材や形状で絞り込めます。


編集部おすすめの犬用ベッド5選|寝ない理由別に選ぶ

いま挙げた7つの理由に対応する形で、切り口の異なる5点を選びました。原因の見当がついている場合は、該当するものから見てください。この先の章では、床で寝るのが体調のサインかどうかと、慣れさせる手順を解説します。

サイズ展開が豊富な四季対応クッションで体にちょうどよく収まって眠る犬

犬ベッド クッション型 プラッシュ 四季対応

¥4,980〜(税込)

サイズが合っていないことが原因の場合に。展開が細かいため、体長の1.2〜1.5倍という目安に近い一枚を選びやすくなっています。四季を通して使えるので、季節ごとに買い足す必要がないのも利点です。

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縁が体を包み込むドーナツ型のベッドであごを預けて眠る中型犬

犬ベッド クッション型 プラッシュ 洗える 中型犬〜大型犬 ドーナツ

¥6,980〜(税込)

広い場所では落ち着かない、丸まって眠るという犬に。ぐるりと立ち上がった縁が体に触れるため、囲まれている安心感が生まれます。あごを乗せられる高さがあり、床で丸くなる癖のある犬が移行しやすい形状です。

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カバーを外して洗える清潔なクッションベッドの上でくつろぐ犬

犬ベッド クッション型 洗える カバー脱着

¥4,980〜(税込)

においが原因で使わない場合に。カバーを外して洗えるので、洗濯の頻度を上げても本体が傷みません。使い慣れた布のにおいを移す方法とも相性がよく、清潔さと安心感を両立させたいときの選択肢になります。

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沈み込みすぎない低反発マットで足を伸ばして休むシニア犬

犬ベッド クッション型 プラッシュ 洗える 低反発

¥9,980〜(税込)

床のほうが立ち上がりやすい、という犬に。体圧を分散しながらも底付きしにくい構造で、寝返りや立ち上がりの動作を邪魔しません。関節に不安が出はじめた犬や、体格のある犬の切り替え先として選びやすい一枚です。

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ひんやりした面を選んで寝そべる犬のための冷感仕様のクッションベッド

犬ベッド クッション型 プラッシュ 冷感 洗える 小型犬〜大型犬

¥7,980〜(税込)

暑くて床を選んでいる犬に。冷感素材の面を使えば、放熱のためにフローリングへ移動する必要が減ります。防水仕様で洗えるため、夏場の汗やよだれで汚れやすい時期にも扱いやすい一枚です。

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床で寝るのは病気のサイン?受診を考える目安

結論から言えば、床で寝ること自体を病気のサインと考える必要はありません。問題になるのは「これまでの習慣が急に変わった」場合と、「他の変化を伴っている」場合の2つです。

様子を見てよいケース

  • もともとベッドを使ったり使わなかったりしている
  • 暑い時期・暖房の使用時期にだけ床を選ぶ
  • ベッドを新しくした直後だけ避けている
  • 食欲・排泄・散歩の様子に変化がない

動物病院に相談したほうがよいケース

次のような変化を伴う場合は、寝床の問題ではなく体の不調が背景にあることがあります。

  • 立ち上がりに時間がかかる、起き上がるときに声を出す
  • 特定の姿勢を避ける、体を触られるのを嫌がる、足を引きずる
  • 夜間に落ち着かず、うろうろする時間が増えた
  • 水を飲む量や排尿の量が明らかに増えた
  • 食欲の低下、呼吸が速い、体重が減った

関節の痛みがあると、沈み込むベッドは立ち上がりにくく、硬い床のほうが楽になることがあります。高齢犬では認知機能不全症候群によって夜鳴きや徘徊など夜間の行動が変わることも知られています(出典:ドクターオザワ動物病院「シニアの犬や猫の認知症について|夜鳴き、徘徊がみられたら注意」 / 茶屋ヶ坂動物病院「犬が認知症になるとどうなる?症状や原因、予防法など獣医師が詳しく解説」)。

ここに挙げた内容は一般的な情報であり、診断ではありません。急な行動の変化や痛みを疑う様子がある場合は、自己判断で様子を見ず、かかりつけの動物病院で獣医師に相談してください。

シニア期に入ってから寝床を嫌がるようになった場合は、老犬用クッションの選び方で体圧分散や起き上がりやすさの考え方をまとめています。


犬をベッドに慣れさせる5つの手順

原因の見当がついたら、次の順番で試します。無理にベッドへ乗せる、叱るといった対応は逆効果になるため避けてください。

  1. 使い慣れた布を置く:これまで使っていたタオルや毛布をベッドの上に数日置き、においを移します
  2. 場所を変えてみる:まず飼い主がよくいる場所のそばへ。落ち着いて使えるようになってから、本来置きたい位置へ少しずつ動かします
  3. 乗ったら静かに褒める:偶然でも乗った瞬間におやつを1粒。大声で騒ぐと驚くので、落ち着いた声で
  4. ベッドの上で良いことが起きる状況を作る:おやつを置く、おもちゃを置くなど、自発的に乗る理由を用意します
  5. 2週間試して変わらなければ条件を変える:サイズ・硬さ・フチの高さのどれかを1つだけ変えて再度試します

先に試すべきは「無料の対処」

においを移す・場所を変えるの2つは費用がかからず、効果が出る割合も高い対処です。買い替えの判断は、この2つを2週間試したあとで十分に間に合います。


新しいベッドを噛む・掘るのは拒否のサインではない

ベッドを与えた途端に掘り始めた、噛み始めたという相談も多いのですが、これは気に入らないという意思表示ではありません。掘る動作は、眠る前に寝床をならして巣を作る本能の名残と考えられています。つまり掘っているのは、そこを寝床として認識しているサインです。

噛むほうは、子犬であれば歯の生え替わり、成犬であれば退屈や不安が背景にあることが多くなります。いずれも環境側で減らせます。

  • 噛んでよいおもちゃを別に用意する
  • 目が届かない時間帯はベッドを片付ける
  • ほつれや中綿の露出を見つけたら、その時点で使用をやめる
  • 装飾やフリンジの少ない、縫製が単純なものに替える

中綿や布片を飲み込むと腸閉塞を起こし、開腹手術が必要になることがあります(出典:アニコム損保「犬が誤飲・誤食してしまった…! 対処法は?治療費はどれくらい?【獣医師監修】」 / ダクタリ動物病院 東京医療センター「腸閉塞(犬・猫)」)。噛みちぎった形跡がある場合は様子を見ず、動物病院に相談してください。

子犬の噛む・掘るについては、子犬のベッドはいつから必要かの記事で生え替わりの時期とあわせて詳しく解説しています。


急にベッドで寝なくなったときに疑うこと

これまで問題なく使っていたのに、ある時期から使わなくなった場合は、犬側ではなく環境側が変わっていることがよくあります。次の順で確認してください。

変わったこと 起きていること 対処
季節・室温 保温性が高すぎて暑い 通気性のあるタイプに替える/薄手のカバーを使う
洗剤・柔軟剤 洗濯でにおいが変わり警戒している 香りの強い柔軟剤を避ける/使い慣れた布を戻す
家具の配置 動線が変わり落ち着かなくなった 壁を背にできる位置へ戻す
ベッドの劣化 中材がつぶれて底付きしている 厚みが半分以下になっていたら交換
家族構成・生活音 来客・引っ越し・工事などで不安が続いている 静かな場所に移す/落ち着くまで待つ

中材がつぶれて底付きしている場合は、慣れさせる工夫では戻りません。厚みが新品時の半分以下になっていたら犬用クッションベッドの一覧から同じ形状・同じサイズの替えを探すのが早い解決になります。

これらに心当たりがなく、動作や食欲にも変化が見られる場合は、前述のとおり体調面を疑って獣医師に相談してください。


ケージ・クレートの中でベッドを使わないとき

ケージやクレートの中に入れたベッドだけを使わない場合は、広さの問題であることが大半です。ベッドを入れたことで動ける範囲が狭くなり、体勢を変えられなくなっているケースです。

  • 内寸を測ってから選ぶ:底面より一回り小さいマット型なら、角で折れ曲がらず面積も無駄になりません
  • 厚みを抑える:厚いベッドは天井までの高さを圧迫します。ケージ内は薄手のほうが使われます
  • トイレと離す:近すぎると寝床として認識されません。対角に配置します
  • 一度ベッドを外す:タオル1枚から始め、そこで寝るようになってからベッドを戻します

ケージ内で排泄してしまう状態が続く場合は、寝床の問題ではなくトイレトレーニングの段階の問題であることが多いため、先にそちらを整えるほうが早く解決します。


犬がベッドで寝ないときの早見表|様子から原因を絞る

犬がベッドで寝ないとき、原因を7つ全部試す必要はありません。ベッドの前での様子を見れば、疑うべき原因はかなり絞れます。まず下の表で近い様子を探し、最初の対処を1つだけ試してください。複数を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。

ベッドの前での様子 疑う原因 最初の対処
ベッドに近づかず、においを嗅いで離れる においが慣れていない 使い慣れたタオルや飼い主のにおいがついた布を数日置く
乗っても数分で降りる 硬さや室温が合っていない 厚みや素材を変える。暑がりなら涼しい場所、寒がりなら床から離れた場所へ
ベッドの横の床で丸まる ベッドが大きすぎる、または置き場所が落ち着かない 体長の1.2〜1.5倍を目安に見直し、壁を背にできる位置へ移す
前足だけ、あごだけ乗せて眠る フチが高くて乗り降りしづらい フチの低い形や、一部が低くなった形に変える
飼い主の足元やドア付近で寝る 飼い主の気配を感じられる場所で眠りたい 人の気配が届く場所にベッドを移す
これまで使っていたのに急に寝なくなった 環境の変化、または体調の変化 洗剤や家具の配置を振り返る。体調の変化を伴う場合は動物病院へ相談

子犬でベッドを使わない場合は、成犬とは原因が異なることがあります。パピー期に特有の見直しポイントは子犬のベッドの選び方で扱っています。


犬が自分のベッドで寝てくれない|飼い主のベッドで寝たがるとき

犬用のベッドを用意したのに、夜になると飼い主のベッドに上がってくる、という相談も多くあります。これは反抗ではなく、犬にとって「安心できる場所」が飼い主のそばだからです。

飼い主のベッドで寝たがる理由

飼い主のにおいが強く残っていること、体温を感じられること、群れで寄り添って眠る習性の3つが主な理由です。犬用ベッドの質が悪いのではなく、「そばにいたい」という気持ちが勝っている状態です。

一緒に寝る場合の注意点

一緒に寝る場合の衛生面・落下防止の工夫や、環境省ガイドラインなど公的機関の見解は、犬と一緒に寝るベッドの選び方|メリット・注意点と、ベッド脇で眠れる寝床 で詳しく解説しています。飼い主と離れると強く鳴く、落ち着かないなどの様子が続く場合は、分離不安の可能性もあります。自己判断せず、動物病院やトレーナーに相談してください。

別々に寝てもらいたいとき

いきなり別室にするのではなく、まず飼い主のベッドのすぐ横に犬用ベッドを置きます。自分のベッドで寝られたら褒め、数日から数週間かけて少しずつ距離を離していくと定着しやすくなります。においが移った布を犬用ベッドに置くのも効果的です。詳しい手順は前の「犬をベッドに慣れさせる5つの手順」を参考にしてください。


犬がベッドの真ん中で寝ない|端やフチで寝るのはなぜ

ベッドには乗っているのに、真ん中ではなく端やフチに体を寄せて寝る犬もいます。ベッドを使っている以上、拒否しているわけではありません。多くは次のいずれかが理由です。

  • 背中を壁やフチにつけると安心する:犬は本来、背後を守れる場所で眠るほうが落ち着きます
  • フチを枕にしている:頭を乗せる高さが欲しく、フチの近くで寝ています
  • ベッドが大きすぎる:広すぎると囲まれている感じがなく、端に寄ります
  • 中央が沈みすぎる、または熱がこもる:体を安定させにくく、暑い時期は特に避けます

対処としては、ベッドの片側を壁につける、体に合ったサイズに変える、頭を乗せられるフチのある形にする、といった方法があります。サイズはサイズガイドで体長から確認できます。フチのある形や体を預けやすい素材は犬用クッションベッドから選べます。端で気持ちよさそうに眠っているなら、無理に真ん中へ移す必要はありません。


犬が硬い床・フローリングで寝るのは痛くない?体への負担と対策

「犬が床で寝るのは、痛くないのだろうか」と心配になる方は多いです。結論としては、若くて健康な犬が自分で選んで床で寝ているなら、すぐに問題になるとは限りません。ただし、犬の年齢や体格によっては、床の硬さが負担になることがあります。

負担がかかりやすい犬の特徴

  • シニア犬・関節に不安のある犬:硬い床は体重が一点にかかりやすく、立ち上がりも負担になりがちです
  • 体重のある犬:骨の出っ張った部分に、体重が集中しやすくなります
  • やせ型・短毛の犬:被毛や皮下脂肪が少なく、床の硬さや冷たさを受けやすい傾向があります

肘や腰まわりの毛が薄くなってきた、皮膚が赤い・硬くなってきた、といった様子が見られるときは、動物病院で獣医師に相談してください。

フローリングで寝るときに気をつけたいこと

フローリングは滑りやすく、寝起きに立ち上がるときに足が滑ることがあります。床で寝る場所には、滑り止めのあるマットやラグを敷いておくと安心です。冬は床からの冷えも強くなるため、寒い時期は特に、床に直接寝ていないかを気にかけてあげてください。

床が好きな犬には「選べる」寝床を

床で寝たがる犬を無理にベッドへ移す必要はありません。薄手で平らなマット型や、涼しい素材のベッドを床のそばに置いて、犬が自分で選べる状態にしておくのが現実的です。理由別の選び方は犬がベッドで寝ない7つの理由、具体的な商品は編集部おすすめの犬用ベッド5選で紹介しています。


子犬がベッドで寝ない・床で寝るときの考え方

迎えたばかりの子犬がベッドを使わず、床で寝てしまうこともよくあります。子犬は環境の変化に敏感なため、成犬とは少し違う理由が重なります。

  • ベッドが大きすぎる:広すぎると落ち着かず、端や床に移ることがあります
  • フチが高い:まだ足腰が頼りない時期は、またぐ動作が負担になります
  • においに慣れていない:新しい環境と新しいベッドで、警戒していることがあります
  • 暑い、または寒い:体温調節が未熟な時期は、床の涼しさや温かさを選ぶことがあります

最初は、これまで使っていたタオルを置いてにおいを移し、フチの低いマット型から試してみてください。ケージの中に置く場合の考え方や、噛む・掘るへの対処は、子犬のベッドおすすめ5選で詳しく解説しています。


犬がベッドで寝ないことについてよくある質問

犬が硬い床で寝ても痛くないですか?

若くて健康な犬が自分で床を選んでいるなら、すぐに問題になるとは限りません。ただし、シニア犬や関節に不安のある犬、体重のある犬、やせ型の犬は負担がかかりやすいため、床にマットを敷くなどの対策をおすすめします。肘や腰まわりの毛が薄くなる、皮膚が赤いといった様子があれば、獣医師に相談してください。

犬がフローリングで寝続けても大丈夫ですか?

健康な犬であれば問題ないことも多いですが、滑りやすく、冬は冷えやすい点に注意が必要です。寝る場所に滑り止めのあるマットやラグを敷いておくと、立ち上がりのときも安心です。

子犬がベッドで寝ないのはなぜですか?

ベッドが大きすぎる、フチが高い、においに慣れていない、暑い・寒いなどが主な理由です。使い慣れたタオルを置いてにおいを移し、フチの低いマット型から試してみてください。

犬が床で寝たがるとき、ベッドは必要ですか?

必須ではありませんが、関節の負担や冬の冷えを考えると、選べる状態にしておくのがおすすめです。薄手のマット型や涼しい素材のベッドを床のそばに置き、犬が自分で選べるようにしてください。

犬がベッドで寝ないのはなぜですか?

サイズが大きすぎる、置き場所が落ち着かない、においが慣れていない、硬さが体に合わない、暑い、フチが高くて乗り降りしづらい、飼い主のそばで寝たい——この7つがほとんどを占めます。まずはにおいを移す・場所を変えるという費用のかからない対処から試してください。

犬が床で寝るのは体に悪くないのですか?

犬の平熱は38〜39℃と人より高く、放熱のために冷たい床を選ぶのは自然な行動です。健康な犬であれば問題ありません。ただし冬の底冷えは体温を奪いますし、関節に不安のある犬や体重のある犬では体圧の分散ができない点が負担になります。選べる状態にしておくことをおすすめします。

急にベッドで寝なくなりました。病気でしょうか?

季節の変化、洗剤を変えた、家具を動かした、中材がつぶれたなど、環境側の変化が原因であることがよくあります。一方で、立ち上がりに時間がかかる、体を触られるのを嫌がる、飲水量が増えたなどの変化を伴う場合は、自己判断せず動物病院に相談してください。

どのくらい様子を見れば買い替えを検討すべきですか?

においを移す・置き場所を変えるという対処を2週間試して変化がなければ、条件を変える段階です。その際はサイズ・硬さ・フチの高さのうち1つだけを変えてください。同時に複数を変えると、何が原因だったのか分からなくなります。

無理にベッドへ乗せて慣れさせてもよいですか?

おすすめしません。抱き上げて乗せる、叱って追い込むといった対応は、ベッドそのものに悪い印象を結びつけてしまいます。乗った瞬間に静かに褒める、ベッドの上におやつを置くなど、自分から乗る理由を作る方法のほうが定着します。

犬がベッドの真ん中で寝ないのはなぜですか?

背中を壁やフチにつけると安心する、フチを枕にしている、ベッドが大きすぎる、中央が沈みすぎる、といった理由がほとんどです。ベッドを使っていること自体は問題ありません。気になる場合は片側を壁につけるか、体に合ったサイズに変えてください。

犬が飼い主のベッドで寝たがります。一緒に寝てもいいですか?

健康上の問題がなければ、一緒に寝ること自体は禁止されていません。ただし小型犬や子犬は落下や圧迫に注意し、ダニ・ノミ対策と洗濯を欠かさないでください。離れると強く鳴くなど不安が強い様子があれば、動物病院やトレーナーに相談してください。

犬がベッドで寝ないとき、最初に何を試せばいいですか?

ベッドの前での様子を見て原因を1つに絞り、対処を1つだけ試します。においが慣れていないなら使い慣れた布を置く、大きすぎるなら小さめに替える、といった具合です。複数を同時に変えると効果が分からなくなるため、2週間ほどは1つずつ試してください。

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まとめ

犬がベッドで寝ないとき、原因の大半はサイズ・置き場所・においの3つに集約されます。犬の平熱は人より高く、放熱のために床を選ぶのは自然な行動なので、床で寝ること自体を心配する必要はありません。

まずは使い慣れた布を置く、置き場所を変えるという費用のかからない対処を2週間試してください。それでも変わらなければ、サイズ・硬さ・フチの高さのうち1つだけを変えて再度試します。複数を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。

気をつけたいのは「これまで使っていたのに急に寝なくなった」ケースです。季節や洗剤、家具の配置といった環境の変化で説明できないうえ、立ち上がりにくさや飲水量の増加などを伴う場合は、獣医師に相談してください。


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